クレーン車の色々な走行方法について解説!!クレーン車の各部紹介③ ~走行編~

みなさんこんばんは。

今回はクレーン車の各部の紹介第三弾であるクレーン車の「走行」について解説していきたいと思います。

始めに断っておきますが、今回紹介する走行方法は主に「ラフテレーンクレーン」の走行方法についてです。

「オールテレーンクレーン」も似たようなものでもありますが、その辺はご容赦くださいませ。

何故クレーン車はあれだけ大きいのに狭い現場に向いているのかというのがこの記事を読んでいただければ理解できると思います。


・前2輪ステアリング

まず始めに紹介するのが「前2輪ステアリング」です。

この走行方法は一般の乗用車の同じで、ハンドルを切ると前の2輪が切れます。

クレーン車も公道では一般的にこの走行方法です。

トラックなどを想像していただければ分かりやすいかもしれませんが、この走行方法の場合、曲がる時に前輪が通った位置より後輪が内側を通ってきます。

これを一般的に「内輪差」と呼びます。

ですので曲がる時にあまりにギリギリを通ってしまうと、後輪がさらに内側を通って自転車や歩行者を引っかけてしまう恐れがありますので注意が必要となります。

乗用車も同じですが、大きさが全然違いますので思ったよりも内側を通ってきますので気を付けないといけません。


・後2輪ステアリング

次に紹介するのが「後2輪ステアリング」です。

この方法は先ほどと逆で、ハンドルを切ると後のタイヤが切れます。

前2輪ステアリングよりも鋭角に曲がることができますので、鋭角に現場へ入る時などに向いています。

この走行方法では先ほど説明した「内輪差」は発生しませんが、逆に前輪が通った位置よりも後輪が外側を通る「外輪差」が発生します。

車両のお尻がかなり外側に膨らむということですね。

フォークリフトなども一般的に後2輪ステアリングですのでそちらを思い浮かべてもらうのが良いのではないでしょうか。

後ろ側がかなり外側に膨らんでしまいますのでその辺は注意して運転する必要があります。




・4輪ステアリング

続いて紹介するのが「4輪ステアリング」です。

この方法はハンドルを切ると、全てのタイヤが切れます。

左側にハンドルを切ると、前輪が左に、後輪が右に切れます。要するに小回りがきく方向にタイヤが切れていくということですね。

この走行方法の特徴ですが、ちらっと言いましたがかなり小回りがききます。

大きなクレーン車が小回りがきくのはこの走行方法が出来るからということですね。


・カニステアリング

最後に紹介するのが「カニステアリング」です。

この方法はハンドルを切ると、前輪と後輪が同じ方向に切れます。

タイヤが全て同じ方向に切れますので曲がることはできません。

水平に動くことができますので、少し幅寄せしたい時などにこの走行方法を使用します。

横に動けるから「カニ」ステアリングという訳ですね。

まあ正確にはタイヤの切れる限度が決まっているので、真横に動くことは難しいですが。まあ斜めに動く感じになると思います。


いかがだったでしょうか。

このようにクレーン車(ラフテレーンクレーン)は様々な走行方法を切り替えできるので、大きいのに狭い現場に向いているということですね。

ちなみに走行方法の切り替えはクレーン車の運転席内のスイッチで簡単に切り替えすることができます。

なかなかクレーン車が現場内で走っている姿は見れないかもしれませんが、もし見つけた時は注意して見てみて下さいね。

作成した動画はトップページのチャンネルリンクからご覧いただければ幸いです。

そちらも見ていただけますと嬉しいです。

では。

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